一般的なカイロは使い捨てタイプで繰り返し使用できないため、冬場は常にカイロのストック数を気にする必要がありますよね。
さらに、カイロを使いたいタイミングで在庫が無くて寒い思いをした経験ってないでしょうか。
そこで、繰り返し使用できる「ハクキンカイロ」をご紹介いたします。
- ハクキンカイロは燃料(ベンジン)を補給することで繰り返し使用でき、ゴミが出ないのでエコ。
- カイロのストック数を気にせずベンジンを1本持っていれば1シーズン、カイロには困らなくなる。
ハクキンカイロは90年以上前に発売され、昔からある商品ですが今でも愛され続けている商品です。
エコでハイパワー!何度も繰り返し使用できる「ハクキンカイロ」
ハクキンカイロは1923年に発売された、歴史あるカイロです。
一般的なカイロとは違い、ベンジンと呼ばれる燃料を注油することで繰り返し使用可能。
全ての部品が交換可能で、長く使用することができます。
使い捨てカイロとは違い、使用後にゴミが発生することも無いエコな商品となっています。
さらに、性能は使い捨てカイロに劣るどころか「ハクキンカイロ」の方が優秀です。
- 熱量(カロリー)は使い捨てカイロの約13倍。
- 25ccのべンジンで最大約24時間保温できる低燃費性。
約100年前に開発された「古いけど、新しい」そんなカイロです。
燃焼ではなく、科学反応による発熱だからエコで安全
ハクキンカイロは使い始める際に「マッチ」や「ライター」で先端を炙って使用するため、ベンジンを燃焼させていそうですが、実際は違います。
ハクキンカイロは、ベンジンの気化ガスがプラチナと接触して発熱する科学原理によるもので、直接ベンジンに火をつけているわけではありません。マッチやライターを用いるのは、プラチナの接触反応を開始させる温度を与えるためです。
ハクキンカイロHPより
さらに、ハクキンカイロは科学反応による発熱のため、二酸化炭素などが発生せず安全でクリーンなハイテクカイロです。
ウインタースポーツ・寒冷地でのキャンプや釣りでも大活躍
通常の使い捨てカイロでは、熱量不足を感じることがありますよね。
- 外気温が低すぎる
- 外気に触れすぎる
このような条件下では、カイロの温度が低く感じてしまいます。
しかし、ハクキンカイロはハイパワー。釣りやキャンプなど、極寒の地でも熱いぐらいの熱量を保持しています。
私は冬の極寒の海で船釣りをしますが、「冷えた手を暖める」「お腹にハクキンカイロを貼り付ける」ことで冬でも釣りを楽しめています。また、冬のキャンプなど寒冷地でもパワー不足を感じることなく使用できています。
私にとって「ハクキンカイロ」は無くてはならない存在です。
コスパは使い捨てカイロと比較してどうなのか?
ハクキンカイロと使い捨てカイロを比較して、コストはどうなのか気になりますよね?
ハクキンカイロに掛かる費用は下記表の通りです。
パーツ | 交換頻度 | 費用 *2021年12月時点 |
本体 | 無し (初回のみ) | 3,466円 |
燃料(専用ベンジン) | 500ml (約500時間) | 658円 |
換火口 | 2年/回 | 825円 |
取換綿 | 5年~10年/回 | 702円+送料 |
しかし、使い捨てカイロであれば「20円/1枚」程度ですよね。。
この「ハクキンカイロ」VS「使い捨てカイロ」のコスパ対決について真剣に比較されたサイトをご紹介します。
こちらのサイトでの比較結果では、通常の使い方・量であれば使い捨てカイロの方が1.5倍~2倍ほどコスパが良いです。
しかし、ハクキンカイロと同じ熱量(パワー)が必要な場合はカイロの数が増えてしまい、ハクキンカイロの方がコスパは良くなります。
まとめると、ハクキンカイロは使い捨てカイロの13倍パワーがある。でもコストは1.5倍~2倍。
これを「安い」または「高い」と感じるかどうかは、使う場面や人によって意見が分かれそうです。
私は圧倒的なパワー(熱量)でこの値段なら安いと思い使っています。
ハクキンカイロのデメリットは?
これまでハクキンカイロを使用してきて実際に感じたデメリットも紹介します。
- ベンジンの補給とライターで炙る行為に2~3分かかる
- ベンジンの臭いを感じることがある
補給とライターで炙る作業は、慣れると逆に愛着がわいてきますが、朝の忙しい時間の3分は大きな損失ですよね。
またベンジンは、灯油のような臭いを感じることがあります。
環境にも優しいハクキンカイロは、今後も注目されるカイロ
要するに、ハクキンカイロを1つ持っていると
- カイロの在庫数を気にしなくても大丈夫
- 繰り返し使えるハイパワーなカイロ。急な寒冷にも対応できる
- ゴミが出ずエコ。クリーンなハイテクカイロで地球にやさしい
おすすめです!